大地震なら津波、火災、台風なら大雨、浸水、土砂災害、そのほか火山の近距離噴火など、物理的な破壊力があって、今すぐ避難しなければ死んでしまうような状況で、持ち運んで逃げるために必要な最低限のものを入れておくのが、非常持ち出し袋です。
非常持ち出し袋に入れるべきものは大きく分けて2種類
生きていくために必要なもの
メガネ、補聴器、薬、お薬手帳など、それがないと生きていけないアイテム
食料・水
・食料
・水
グッズのなかで水と食料がいちばん重くなります。多く持っていきたいところですが、背負って走って逃げるための非常用持ち出し袋です。重いと避難が遅れるので気をつけましょう。水は500mlを2~3本、食料はそのまま食べられるものを2~3食分。
非常時にサポートするもの
暗闇を照らすライト、雨具、ラジオ、救急セット、水・食料など
これらが入っていれば、銀色の袋のセットではなくても、自分が背負って逃げやすいリュックで大丈夫。
そして、準備した上で、いざという時に素早い行動ができるように工夫しておくことも重要です。
では、中身を詳しく確認していきましょう!
サポートする品々
・雨具
・LEDライト
・ヘルメットや帽子
・軍手
・マスク
・笛または防犯ブザー
・安全靴や踏み抜き防止インソール
・1回分の着替え(余裕があれば)
・衛生管理、防寒対策のグッズ(除菌シートや携帯トイレ、携帯カイロなど)
【感染防止対策】
・持ち運びできるサイズのアルコール消毒液
・アルコールウェットティッシュ
すばやく避難するため両手を開けられるような道具を準備するのがおすすめ。傘ではなくカッパ、懐中電灯よりヘッドライトがいいでしょう。
また感染防止対策は、新型コロナ以外でも常に必要ですので、アルコール消毒液やアルコールウェットティッシュなどを準備すると良いです。
応急手当の品々
・傷パッド
・三角巾
・包帯/テープ
・消毒液
・マルチツール(十徳ナイフなど)
・ビニール袋
情報収集の品々
・スマホ
・モバイルバッテリー(電池式)
・乾電池(100均でも3~5年持つ)
・ラジオ(電池式)
・ペンとメモ帳
・ハザードマップ
電池式ラジオは停電しても情報を得ることができます。また電池式の道具の電池のサイズは同じにしておくと使いまわしができて便利です(単3がおすすめ)。
貴重品
・現金、貴重品
・保険証、免許証のコピー
・思い出の品
ふだんから非常持ち出し袋に入れておくのではなく、逃げる直前に放り込むのがポイント。
これらを入れるためのスペースは確保しておきましょう。
マスターバッグを作っておく方法も
家族全員が共通して使うものがあれば(例えばラジオなど)、マスターバッグのような全部入りの袋を用意して、家族の中でいちばん力のある人がそれを持ち、メガネや常備薬などは個々に持つというやり方もOKです。
赤ちゃんがいる場合はマザーズバッグを参考に
ふだんから持ち歩いているマザーズバッグに入れているものが、そのまま我が子に必要なものになります。いつものマザーズバッグの中身を参考にしたり、マザーズバッグをもう1セット作っておくという考え方でもいいでしょう。
赤ちゃんがいる場合はマザーズバッグの用意もよいです。
ふだんから持ち歩いているマザーズバッグに入れているものが、そのまま我が子に必要なものになります。いつものマザーズバッグの中身を参考にしたり、マザーズバッグをもう1セット作っておくという考え方でもいいでしょう。
非常持ち出し袋を保管する場所は”避難経路上”
避難経路上に置いておくのが鉄則です。
玄関がベストですが、玄関に置けない場合は玄関につながる廊下や、玄関に近い部屋やリビングなど、すぐに持って逃げられるような場所にしましょう。
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