災害・避難時におすすめの寒さ対策

災害時に役に立つ装備品

寒さは昼夜の気温差もあるので冬だけではありません。
避難の際には、寒さ対策は必要です。
思った以上に夜は冷えますし、何より屋外は風もあるためさらに冷えます。
避難というと、大きな体育館などでみんなで集まるイメージですが、必ずしもそうであるとは限りません。公園や空き地、車など様々な場所へ避難します。寒空の下での避難も考えた上で、防寒グッズを用意しましょう。

防寒対策グッズ

使い捨てカイロ

手軽に素早く温かくなるカイロ。個包装で場所も取らないので、普段使いのバッグにも入れておくと良いと思います。貼るタイプ・貼らないタイプがありますが、使いたい場所に応じてどちらもあると便利です。

引用 内閣府ホーム,内閣府の政策,防災情報のページ,一日前プロジェクト~「夏でも役立った使い捨てカイロ」

「夏でも役立った使い捨てカイロ」
平成17年台風第14号(平成17年9月)(杉並区 70代 女性)

一生懸命地下室の水をかき出していたら、お腹が痛くてどうにもならなくなりました。水の中にずっといたので冷えてしまったんですね。それで、しばらく上へ上がって、いくつもいくつも使い捨てカイロを貼っておなかを温めました。

冷え切ったおなかは急には温まらないんですよ。主人が一生懸命やっているので、自分だけ、おなかが痛いからって、上へ上がってきちゃっていてもやっぱりいけないと思って、カイロを巻きながら、また下へ行って水を汲み出す作業を続けました。

たまたま家に使い捨てカイロがあったから助かりました。たとえ暑くても、真夏でも置いとくべきだなあと思いました。

貼るタイプ、貼らないタイプ

手袋・靴下(タイツ)

避難先は必ず屋内とは限りません。屋内も寒いですが、やはり屋外は周りを遮る物もないため非常に寒くなります。手袋・靴下は必須です。

避難するときにいちいち手袋や靴下を履く余裕はありません。あらかじめビニール袋やフリーザーバッグなどに入れて防災リュックに入れておきましょう。

避難経路にたくさんの障害物が予想される場合や救助活動も視野に入れているなら、最大値の耐切創レベル5を実現している防刃手袋があると安心ですよ。

 また、作業中に重たいものや鋭利なものを落としてしまうと危険なので、滑り止め加工が施されているか確認しましょう。グリップ力がアップするので、力を入れてしっかり持つことができますよ。

災害時は、家の床にはものやガラスが散乱して危険がいっぱい。枕元に常時スニーカーを置くのは面倒でも、厚手の靴下を数枚置くだけなら、家族全員分を簡単に用意することができそう。寝室だけでなく、どの部屋にも防災用の靴下を常備しておくと安心です。

避難所や車などの狭い空間に長時間同じ姿勢でいると、血流が悪くなり血管内に血栓ができやすくなります。そして、その血栓が移動し肺の血管をふさいでしまうと肺の機能が低下、場合によっては命の危険を生じる場合があります。

このエコノミークラス症候群の予防のひとつとして用いられているのが、医療用弾性ストッキング(靴下)であり、内閣府発行の「避難所運営ガイドライン」にも弾性ストッキングの配布を推進することが明示されています。そのため、災害備蓄品に採用している自治体も少しずつ増えてきました。

帽子(冬は防寒用の帽子を)

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しっかりと口・鼻を覆うマスク

5年間災害時長期備蓄用 不織布3層マスク ふつうサイズ 10枚入 不織布マスク

レインコートなど雨具・ポリ袋

フード付きの防寒保温ポンチョ!防寒・防雨・保温用としてはもちろん、着替え・トイレなどの目隠しにもなります。

ダウンなどの上着

ダウンやウィンドブレーカーなど軽くて保温性に優れている物を防災リュックの横や持ち出しやすい場所に置くことをおすすめします。

新聞紙

新聞紙は身体に巻くと意外と温かいです。靴底に敷くのもおススメです。段ボールにも言えることですが、資源ごみの日にすべて捨ててしまわずに少しは保管しておくと役立つことがあると思います。また、新聞紙は簡易トイレの水分吸収剤としても使えます。

寝袋(シュラフ)

寝袋、シュラフランキング連続1位獲得!アウトドア、車中泊または防災用として最適です。

まとめ

おすすめの寒さ対策をお伝えしましたが、必ずしも全てを揃えるべきだとは思いません。もちろん、たくさん揃えるに越したことはありません。しかし、自分にとって必要な物・使うことができる物を選ぶことも大切です。

寒い時の温かさは、不安でガチガチの身体だけでなく心も少しホッとさせてくれます。

たくさんの防災グッズや防寒対策もありますが、まずは自分の身の安全が第一です。
余裕が無い場合は決して無理に防災グッズを持って行こうとせず、落ち着くなど様子を見て持ち出してください。

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