雨による浸水からの避難はもちろん、災害時の避難は晴れているとは限りません。避難時は、安全のために両手をあけることが望ましいため、傘ではなくレインウェアが望ましい装備となります。
雨や雪の中を避難して、濡れた身体を長時間放置すると、地域や季節によっては命を失う危険も。
平時であればタオルで拭いたり、着替えをしたり、温かい飲み物を飲んだりすることができますが、非常時の場合は長時間そのままで過ごさなければならないおそれがあります。
雨による浸水からの避難はもちろん、雨の避難時は、安全のために両手をあけることが望ましいため、傘ではなくレインウェアが望ましい装備となります。
防災向けのレインコートをお探しの方は、ぜひこの記事を参考してみてください。
災害時用レインコートを選ぶ
セパレートタイプが動きやすい
上着とズボンが別々になっているセパレートタイプのレインコートを準備するのが適しています。
きちんとしたフードがついたセパレートのウェアであれば、全身を水濡れから保護することができ、また風を防ぐウインドブレーカーとしての利用や、濡れた服を乾かす間の着替えとしても活用することができます。
耐水圧は10,000mm以上を目安に
ただ雨を受け止めるだけであれば、耐水圧500mmで小雨から、1,000mmで中程度の雨から、1,500mmで大雨から、3,000mmで台風などの打ちつける雨から水の浸入を防ぐことが可能です。
商品を選ぶときは、耐水圧ができれば20,000mm以上、最低でも10,000mmを目安にしましょう。
透湿度は12,000g以上が安心
レインウェア内の湿気を外に出す透湿性能を持った素材を選ぶことが重要です。徒歩避難による蒸れを防ぐ場合は「12,000g/m2・24h」、駆け足を含む激しい運動をともなう避難を想定する場合は「24,000g/m2・24h」以上の透湿度が求められます。
日常遣いも視野に入れる
雨具に限ったことではありませんが、グッズは「防災専用」に準備するのではなく、できるだけふだんから使える道具を「防災にも」使えるようにすること良いです。
アウトドアやスポーツ、通勤通学でレインコートを利用するのであれば、日常使いできるものを購入し、災害時にも利用できるようにするのがおすすめです。
まとめ
防災向けレインコートは、雨や雪だけでなく風をさえぎることもできますので、屋外避難時のウインドブレーカーとしても活用できます。
そのため、雨天時専用と考えず、屋外用のウェアとしても使えます。
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